競馬はギャンブルであるため基本的にはイメージが悪く、あまり競馬の知識の無い方は「オッサンが大声で怒鳴ってるんでしょう?」だとか「なんか不衛生で不健全」みたいな印象をお持ちかもしれません。ですがJRAは宣伝にアイドルや芸能人を起用したり、施設を綺麗にしたりとイメージアップを図って来ました。
結果、現在の競馬場は女性専用スペースやイベントも満載で1日中楽しめるレジャースポットへと変化しています!それでもまだまだなんだか難しそうなイメージのあるのが競馬。「競馬をやってみたいけどどうしたら良いのか分からない!」「競馬に興味があるけど難しそう!」そんな人も居る事でしょう。そんな人の為にここでは馬券の種類から買い方等、競馬を楽しむ為の入門情報をご紹介していきます。
中山競馬場入口で可愛いポニーがお出迎えしてくれたよ! #うまび pic.twitter.com/0O5JFjTrt6
— 倉持由香@ グラドル自画撮り部部長 (@yukakuramoti) 2018年3月11日
今や女性も楽めるのが競馬場!
馬券の種類
まずは馬券の種類から。単勝とか複勝とか、そんな言葉をどこかで見聴きした事はないでしょうか?競馬はどの馬が1着~3着でゴールするかを予想し当てるギャンブルです。例えば1着だけを予想する、1~3着を順番通りに予想する等、様々な買い方が出来ます。そしてその買い方で当たる確率が低ければ低い程倍率が上がり払戻金が多くなるのです。では馬券の種類を難易度付きで説明していきます。難易度が低い程当たりやすく、倍率は低くなります。
- 単勝(たんしょう):1着になる馬1頭を当てる馬券。難易度1
- 複勝(ふくしょう):3着までに入る馬1頭を当てる馬券。難易度1
- 単+複:応援馬券とも。単勝と複勝のセットです。難易度1
- 枠連(わくれん):1着と2着になる馬の枠番号(※1)の組合せを当てる馬券。難易度2
- 馬連(うまれん):1着と2着になる馬の馬番号(※2)の組合せを当てる馬券。難易度2
- 馬単(うまたん):1着と2着になる馬の馬番号を着順通りに当てる馬券。難易度3
- ワイド:3着までに入る2頭の組合せを馬番号で当てる馬券(※3)。難易度1
- 3連複(さんれんぷく):1着、2着、3着となる馬の馬番号の組合せを当てる馬券。難易度3
- 3連単(さんれんたん):1着、2着、3着となる馬の馬番号を着順通りに当てる馬券。難易度4
会社の競馬好きな人に「サヤカチャン」の馬券買ってきてもらいました!嬉しい😃大事に祀る♪ サヤカチャ pic.twitter.com/hU51Wzl6OG
— おぐちゃん (@Yui_O1118) 2018年3月5日
これが実際の馬券です。
出走表の見方
インターネットの競馬サイトや競馬雑誌、競馬新聞を見ると出走表と言われる表のような物を目にする事があると思います。なんだかごちゃごちゃしてるし何がなんだか…と思った事もあるかもしれませんね。ここでは簡単にですが出走表の見方を説明していきます。
こちらが出馬表の1部を切り出したものです。赤い線で3つに分けてありますのでそれぞれについて説明していきましょう。ちなみにこちらはJRAの出走表であり媒体により多少書き方が変わる事にご注意ください。
まず1番のエリア。上にも説明がありますが左から枠番号、馬番号と来てその次は馬の細かいデータになります。まずは馬の名前、その下のカッコは戦績。4つの数字は左から1着の回数、2着の回数、3着の回数、4着以下の回数となります。その隣は獲得した総賞金。その下が馬主、その下がその馬の調教師です。カッコ書きは調教師の所属を表しています。最後はその馬の父母馬の名前、母馬のカッコ書きは母馬の父の名前という意味です。初心者のうちは参考にするのは戦績くらいで十分ではないでしょうか?
次に2番のエリアです。こちらは馬の性別や年齢、騎手名等のデータとなります。オスの馬は牡馬(ぼば)なので牡、メスの馬は牝馬(ひんば)なので牝、去勢した牡馬(※4)はせん、という表示になります。続く数字は年齢です。現在の競走馬は生まれた時点で1歳となります。性齢の隣はその馬の毛色の情報ですが、これは予想とはあまり関係ないですね。騎手名との間にある重量表記は負担重量と言い騎手の体重や装備、鞍等を合わせた重量となります。ハンデ戦になるとハンデとして重量の増減で調整される場合もあります。
最後に3のエリアは直前から4戦前までの成績となります。開催日時や行われた競馬場、レース名、そのレースでの着順や何頭立てのレースだったのか、馬番号が何番だったのか、何番人気だったのか、等々かなり細かくデータが出ています。初心者のうちは単純に順位だけでも参考にするもの良いですし、勝った時は何メートルなのか?芝なのかダートなのか?どこの競馬場なのか?等その馬が実力を発揮出来るシチュエーションを調べるのも良いと思います。
また競馬新聞等や競馬サイトではどの馬が勝つ可能性が高いのかをマークで表した物(予想印)を見る事も出来ます。ただし、これはあくまでもその新聞やサイトの予想なのでそこは注意しておきましょう。◎が本命、最も勝つ可能性が高い馬。○が対抗、本命に対抗できる馬。▲が単穴、3番目の評価です。△が連下、2~3着に入れる可能性のある馬。☆は星、今までの印以外で勝つ可能性のある穴馬。注は注意、3着なら可能性のある馬。といった意味となります。
コンビニで地方競馬新聞買って、マクドナルドで予想するような子に育てた覚えないわよ pic.twitter.com/HWT7aI0fYg
— HIRΦ (@hir0_choir) 2018年3月6日
実際の競馬新聞はこんな感じです。予想印も見えますね。
さてざっくりとした説明になりますが出走表の見方としてはこのくらいにしておきましょう。出走表を参考に購入する馬券を決めたらいよいよ実際の購入です!
馬券の買い方
馬券の種類を知り出走表の見方も分かりました。次はいよいよ実際に馬券を購入してみましょう!馬券は各地の競馬場の馬券売り場や場外馬券場のウィンズという施設でも購入できます。馬券売り場にはマークシートが置いてあるのでそれに記入しての購入なります。ナンバーズやロト等の宝くじを買った事がある方は馴染みがあるかもしれません。マークシートにも種類があり、買い方により使い分けます。
まずは緑色のマークシート。これが一番ポピュラーな馬券で最初はこのマークシートで十分です。馬券を買いたいレースが行わる競馬場、何レース目かをマーク、次に買いたい馬券の種類をマークし、該当する番号をマーク。最後に金額をマークしますがここはちょっと馴染みの無い表記となっていますので注意です。100円買いたいなら1+百円、1000円買いたいなら1+千円、1800円買うなら1と8二か所マークし、百円にマーク。といった書き方になります。
他にも青いマークシートや赤いマークシートも置いてありますが、これらは「流し」と呼ばれる買い方(青)や「ボックス」「フォーメーション」と呼ばれる買い方(赤)をする場合に便利なマークシートとなっていますが、これはある程度以上競馬に慣れたユーザーが使うので、初心者のうちは緑色のマークシートだけで大丈夫です。緑は唯一全ての種類の馬券が購入出来るシートなので、まずは緑で慣れましょう。青や赤はあくまで慣れたユーザーが購入する時にマークする手間を省く物でしか無く、特に何か差がある訳ではありません。
マークが終わったら間違いが無いか確認(間違った場合は取消をマークするとその行が無効になります)し、自動販売機で馬券を購入しましょう。お金を入れたらマークシートを入れ、表示内容を確認すれば馬券の購入は完了です。おつりと馬券を受け取り、いよいよ観戦です!楽しみましょう!
受験生の皆さんは、人生を賭けたマークシートを塗ることでしょう!
大人の皆さんは、お金を賭けたマークシートを塗ることでしょう!受験生の皆さんは、頑張って最後まで塗り潰しましょう!
競馬好きの皆さんは、頑張って最後まで塗り潰す数を減らしましょう! pic.twitter.com/28w4VM0iuu— としき(趣味・写真垢) (@toshiki_hobby) 2017年1月13日
実際のマークシートはこんな感じです。
自分で予想しても当たる気がしない…なんて方も居るかもしれません。そんな時は当サイトが調査した競馬予想サイトを利用してみるのも良いかもしれません。こちらのページから確認できます。
インターネットでも馬券が買える
ちなみに馬券はインターネットでも購入が可能です。ギャンブルという性質上身分証明などやや面倒な手続きはありますが、一度手続きを済ませてしまえば競馬場やウィンズに行かなくても自宅でも外出先でも馬券が購入出来るようになります。JRAが提供しているインターネット馬券購入サービスは3種類あります。
まず登録当日から馬券が購入可能になる即PAT。指定された銀行に口座を持っていれば即日投票可能です。対応銀行はジャパンネット、三井住友、楽天、三菱東京UFJ、住信SBIネット、ゆうちょ銀行、りそな銀行となっています。次に専用口座を作るA-PAT。こちらは電話での投票も対応しています。指定された銀行に新たに口座を開設し、そこに入金して馬券を購入する事になります。ギャンブルで熱くなるタイプの方はこちらの方が良いかもしれませんね。最後はクレジットカードでの購入が出来るJRAダイレクト。こちらのサービスはスマホや携帯電話からの購入は出来ず、PCのみの対応となります。基本的に、インターネット購入をするなら即PATで良いと思います。
馬券の払戻し方法
馬券を購入しレースを観戦。そして大当たり!となったら楽しい払戻しタイムです。ですがその前に少しだけ注意事項を。レース終盤、競走馬たちがゴールした瞬間に観客たちが外れ馬券を投げ捨てて紙吹雪のようになるシーンを見た事があるかもしれません。実際にやっている人も居ますがゴミですから散らかさないようにしましょう…という事だけではなく、何があるか分かりませんので完全に結果が判定され確定するまでは馬券は大事に持っておきましょう。投げ捨てた馬券が何かしらの要因で当たり馬券に変わった…なんて事も起こり得るのです。
話が逸れましたがいよいよ払戻しです。競馬場やウィンズには自動払戻し機という機械がありますのでそれに当たり馬券を入れれば払戻金が受け取れます。ただし、この自動払戻し機で受け取れる払戻金は100万円以下となっていますので、万が一それ以上の払戻しとなった場合は有人窓口での払戻しとなります。当たり馬券を提出して、しばらく待てば現金で払い戻しになります。高額な当たり馬券を記念に持っておきたい!という人の為に馬券コピーサービスもありますので利用してみるのも良いでしょう。
ちなみにインターネット購入の場合は銀行口座に直接払戻し金が入金される事になります。
しっかり換金したぜ✌#競馬 #シリウスステークス#メイショウスミトモ#ドラゴンバローズ#ピオネロ#3連単#ウインズ pic.twitter.com/XgvXfDqdo9
— S.G.C46 (@46gamix) 2017年9月30日
こんな事も起こるかも…?