本日ピックアップする地方競馬ニュースは浦和競馬より。記事に取り上げられているのは相次ぐ禁止薬物騒動で出走を自粛してた浦和競馬所属馬たちの動向についてとなる。昨年、地方競馬では浦和に関わらず、岩手競馬でも何度も禁止薬物の陽性馬が見つかって問題になっていたりと、ドーピング問題が目立つ事が多くファンは心を痛めていた。
今月7日(月)から開催される第11回浦和競馬で、12月28日(金)現在に在厩している浦和競馬所属馬の出走が認められる事となった。
浦和競馬所属馬から禁止薬物であるプロカインが2度にわたって確認された事を受け浦和競馬組合では、
・禁止薬物の使用並びに持ち込み禁止の徹底
・警備員の増員に加えて公正確保専任職員の採用・配置
・厩舎の巡回及び監視カメラの増設等の対策を施すと同時に当面の再発防止体制を徹底し、実効ある公正確保対策が図られたものと判断したため、出走解禁が認められた。また、プロカイン陽性馬を確認した調教師の管理馬については、出走した全ての馬に対して検体を採取し、薬物検査を実施する。
浦和所属馬は昨年12月に開催された10~14日の船橋競馬、同17~21日の川崎競馬への出走を自粛していた。
引用元:netkeiba.com
記事によると、出走を自粛していた浦和所属馬が今月7日の浦和競馬から出走が認められたとの事。これは再発防止策を徹底し、実効性が認められたから、というのが理由のようだが複数回に渡って発覚していた以上、二度と同じことが起きないかと言われると正直疑問を覚える上、再発防止策もいくらでも抜け道があるような気がしてならないが、競走馬に関わる様々な人の生活にも影響する事でもあろう事から、ある程度の線引きは必要だったのかもしれない。
禁止薬物の陽性反応が出た、というニュースは毎回取り上げて来ており、レースの公平さの為にも再発防止策を徹底してほしい、と書き続けてきたが、またいたちごっこになる事も有りうる。相手は動物で、人間が世話をしている以上、かならず抜け道は存在するだろうし、また一度禁止薬物を使っての勝利を経験してしまえばそう簡単に抜け出す事は出来ないだろう。
せめて、今年1年はまた同じようなニュースを見ないよう祈りたいものだ。
引用元:https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=149523