本日ピックアップするニュースは引き続きG1チャンピオンズカップより。記事に取り上げられているのはJBCクラシック2着馬、オメガパフューム(牡3/芦毛)だ。JBCクラシックではケイティブレイブに敗れたものの、実はデビュー以来1度も3連対を外した事の無い強豪馬である。
同じ3歳ダート馬にルヴァンスレーヴが居るため、どうしても影に隠れてしまっていたがオメガパフュームもダート界の3歳のナンバー2。仕上がり次第ではこの2度目の直接対決で下克上という事も十分ありえる。
◆チャンピオンズC追い切り(28日・栗東トレセン)
ダート界の3歳のナンバー2、オメガパフュームが秋3戦目でさらに上向いた。栗東・坂路でキングオブコージ(2歳未勝利)の内に併せて、52秒8―13秒3。ラストはほとんど追われず、半馬身遅れでフィニッシュした。
前走のJBCクラシックはケイティブレイブの2着。「負荷をかけたかったレースで、求められるだけの負荷をかけられた。シリウスSが楽な競馬でレース後はピリピリしたが、前走は目いっぱい走って状態がしっかり上がってきた」と安田翔師。レース中の負荷が強かったぶん、さらに上昇したことを伝えた。
「中京で走ったことがないが、今まで初めての舞台で能力を出してくれている。この馬の走りができるように送り出すしかない」と安田翔師。
半馬身遅れは想定通り。安田師によれば既に競馬モードに入っているため調整程度で既に仕上がっている為という事だ。前走のJBCクラシックで目一杯走ったことで状態が上向き、一つステージを上がった実感があるようだ。
中京での競馬は初めてというオメガパフュームだが、過去の例からすれば初めての競馬場に戸惑って順位を落とすようなタイプでも無いためか、そこまで心配してはいないようだ。しかし、スタート地点が上り坂であるため中間には念のためゲート練習もしたとの事。
安田翔師の父である安田隆師も7年前、トランセンドでJBCクラシック2着の後にチャンピオンズCの前身であるジャパンカップダートを優勝しており、父の歩んだ道を行けるのか注目したい。
予想印についてだが、昨日のゴールドドリーム出走回避の影響枠順の確定により色々と考え直しになった部分も大きいがルヴァンスレーヴを抑えて勝利するならこの馬しか居ないだろうが、やはりルヴァンスレーヴもデキが良さそうなので○とする事になるだろう。ともあれ、ルヴァン、ケイティ、オメガの三つ巴戦の予感がする今回のチャンピオンズカップ、堅いレースになるかもしれない。
引用元:https://www.hochi.co.jp/horserace/20181128-OHT1T50169.html