【阪神大賞典】充実一途クリンチャー4F52秒7

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 クリンチャーは京都記念で同世代のGIホースを撃破して、待望の重賞V。昨年のクラシック3冠で(4)(13)(2)着だった脇役が、今年は古馬王道路線で主役の座を狙う。

 栗東坂路で藤岡佑騎手(レースは武豊騎手)を背に単走。前半は馬任せで14秒2-13秒5を刻んで、3F地点を過ぎペースを上げた。以前は力感に欠け、けいこではまったく動かなかったが、今はブレのないフットワークで風格さえ漂う。後半2Fを12秒6-12秒4でまとめ、全体の4Fも52秒7。目下の充実ぶりをアピールした。

「先週のCWコースで(6F)78秒台を出しているので、今週はそんなに必要ない。だからほとんどやってないのに、52秒7が出た。具合がいいのは間違いないね。けいこでも動くようになり、成長を感じる」と、宮本調教師は笑顔。

阪神では昨年のすみれSを4馬身差圧勝しており、「条件はいいね。渋った馬場で好走しているので時計うんぬんという声もあるが、速い時計にも対応している。まったく心配ない」と、強気に重賞連勝を決める構えだ。(夕刊フジ)

引用元:http://race.sanspo.com/keiba/news/20180314/ope18031410440005-n1.html