本日ピックアップするニュースは次の日曜、23日の日曜日に開催となる平成最後のグランプリレース、有馬記念から。記事に取り上げられているのは当然、まずはこの馬のニュースを取り上げない訳には行かないだろう。ファン投票1位、2017年ダービー制覇、2018年天皇賞・秋制覇、レイデオロ(牡4/鹿毛)である。もちろん、鞍上はクリストフ・パトリス・ルメール。今年の有馬記念の主役は、レイデオロとなるだろう。それほどの1頭だ。
「有馬記念・G1」(23日、中山)
ファン投票1位馬が決戦7日前の調整を行った。最終追い切りにつながる大事な16日の日曜追い。レイデオロが美浦Wと坂路を併用する“藤沢和厩舎流”の調教メニューをこなし、順調な仕上がりを伝えた。今秋、オールカマー→天皇賞・秋と連勝して再び軌道に乗った昨年のダービー馬。3つ目の勲章獲りへ、着々と準備を整えている。
日曜朝はコース&坂路の併用メニュー。美浦Wを4F56秒7-42秒1-14秒5で軽快に駆けたあと、さらに美浦坂路を4F61秒3-45秒7-14秒8で登坂した。「速いところをやりたくなかったので“ゆっくり”を2本。いい感じだよ。動きは良かったし、落ち着きもある。これで水曜(19日)に問題なくやれる」と藤沢和師は満足げだ。
有馬記念を01、02年シンボリクリスエス、03年ゼンノロブロイで3連覇を飾った藤沢和厩舎。秋の古馬王道G1を皆勤した先輩との比較に「“あいつら”はすごかったぞ」と振り返った名伯楽は「だけど、レイデオロは2歳でホープフルSを勝ち、3歳でダービー馬になり、4歳で天皇賞・秋を勝った。こんなに順調な馬はなかなかいないぞ」と笑った。
昨日日曜に美浦ウッドコースと坂路を併用した藤沢厩舎独特の調教を行い、順調な仕上がりをアピールしたレイデオロ。1週前追い切りの時も鞍上のルメール騎手は「ファンタスティック」と絶賛しており、仕上がりに問題は無いと見て良いだろう。今回は最終追い切りに向けての下準備、といった意味合いの調教となった。藤沢和師のコメントからも順調に仕上がっている事が分かる。
主戦を務めるルメール騎手もインタビューで有馬の中山芝2500メートルはレイデオロにとってはベストな条件と断言。コンディションについてもベスト、勝った天皇賞・秋の時と比べても更に「パワーアップしているね」との事で、更に今回のデキが裏打ちされたと言えるだろう。
予想印を付けるならまず◎から考えたい、そのくらいの強さを持った1頭だ。
引用元:https://www.daily.co.jp/horse/2018/12/17/0011910993.shtml