本日ピックアップする地方競馬ニュースは川崎競馬から。記事に取り上げられているのはその川崎競馬所属で31日に行われた多摩川オープンで6番人気のトキノパイレーツに騎乗し、2着に2馬身半差をつけ優勝した森下博騎手だ。森下騎手は現在63歳と8ヶ月で、この年齢での勝利はこれまでの記録だった金沢の山中利夫元騎手が持っていた62歳と9ヶ月という日本最年長勝利記録を1年1ヶ月も更新するものとなり、2017年8月末以来の勝利とともに記録を達成した。
31日に川崎競馬場で行われた多摩川オープン(ダ1600m・1着賞金500万円)は、先頭集団の後ろで進めた森下博騎手騎乗の6番人気トキノパイレーツ(牡4、川崎・八木正喜厩舎)が、直線入り口で先頭に立って抜け出し、最後は2着の2番人気アルタイル(牡7、大井・堀千亜樹厩舎)に2.1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1:41.9(良)。
レース後、記念すべき勝利を挙げた森下博騎手が報道陣の取材に答えてくれた。また、この最中、地方競馬教養センター同期の山崎尋美調教師が通りかかり、「あと5年は乗れるな!」と声を掛けられ、「そりゃ無理だ!」と応えるという一幕もあった。
引用元:netkeiba.com
レース後のインタビューの最中、同期の山崎尋美調教師が通りかかり同期ならではの仲の良いやりとりを見せる等、穏やかなお祝いムードに包まれていたようだ。レースについては思った通りの競馬が出来たと会心の笑みを見せた森下騎手。トキノパイレーツについてもここ2戦の不調を調教で解消したとの事で、その成長具合についても期待を寄せた。最高齢勝利記録については特に気にしていないとの事で、免許の更新を行い受かれば来年度も乗り、64歳での引退を考えているとの事。
やはり年齢からくる衰えはどうしてもあるようで、体のメンテナンスには気を使っているそうで、調教コースで50mダッシュを3本やってから競馬場入りする等63歳後半とは思えないパワフルなメンテナンスをしているようだ。トキノパイレーツの馬主は森下騎手に対し重賞を勝つ所を見たいと話しているようで、このコンビで最高齢勝利記録を自ら更新するところも見られるかもしれない。
引用元:https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=150450