【地方競馬】門別競馬場“被災馬”800頭 懸命な健康管理続く

(C)2018,Nikkan Sports News.

(C)2018,Nikkan Sports News.

本日ピックアップする地方競馬ニュースはやはり平成30年北海道胆振東部地震の影響に関するニュースだ。北海道と競馬というのは関わりが深く、地方、中央問わず少なからず影響が出ている。中でも門別競馬場では「被災馬」が約800頭おり、断水の影響で被災馬たちはろ過されていない地下水を飲んでいたという。厳重に健康状態を管理されるべき競走馬に生水は本来ならば与えたくは無い所だろうが、災害時は仕方のない事だろう。

6日未明の北海道の地震で、地方競馬のホッカイドウ競馬を開催する門別競馬場の受けたダメージも深刻だった。停電は8日に解消されたが、水を供給する貯留槽、パイプが破損しており、断水は9日も続いている。

9日、自衛隊の給水車が場内に入った。場内にある35の厩舎に所属する調教師や騎手、厩務員、家族ら約370人の飲み水は確保された。だが、1頭あたり1日約30リットル必要とされる競走馬の飲み水、馬体を洗う洗浄用水は震災後、地下水のまま。本走路などに水をまく散水車が厩舎に配給している。佐々木国明調教師は「最初は濁っていて口をつけない馬もいた」という。くみ上げる回数を重ね、見た目は透明になってきた。佐々木師は「馬も慣れてきた感じだが、生水なので体調を壊さないように見守らなければ」と胸の内を明かす。

自衛隊による水の配給が競馬場にも届いたようで、所謂「人間用」の飲み水は確保出来たが、記事の通りサラブレッドは体も大きい分摂取しなければならない水分も人間とは桁違いに多い。そのため自衛隊の給水では800頭居る馬たちの必要な水分は賄いきれないため、まだ地下水を飲んでいるようだ。繊細な動物である競走馬にとって生水は健康状態への印象も気になるが、震災とこの状況によるストレスも心配だ。一刻も早く「日常」へ戻れるように今は祈るしか出来ない。

引用元:https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/201809100000176.html

[PR]
大川慶次郎の地方競馬

口コミの入力は終了しました。