本日ピックアップする地方競馬ニュースは、昨日と一昨日も取り上げた大井競馬場で昨夜開催となった勝島王冠の結果より。記事に取り上げられているのはこの勝島記念で本命と目されていたヒガシウィルウィンや元JRAのリッカルドを抑えて優勝した3歳馬、モジアナフレイバーだ。自身も3番人気を背負い注目を集めていたが、直線で突き抜け1番人気のヒガシウィルウィンに3馬身を付けての快勝となった。
5日、大井競馬場で行われた第10回勝島王冠(3歳上・ダ1800m・1着賞金2200万円)は、出遅れて後方からの競馬になった繁田健一騎手騎乗の3番人気モジアナフレイバー(牡3、大井・福永敏厩舎)が、徐々にポジションを上げて直線で一気に突き抜け、2着の1番人気ヒガシウィルウィン(牡4、船橋・佐藤賢二厩舎)に3馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分53秒7(良)。
さらにハナ差の3着に5番人気リコーワルサー(牡3、大井・荒山勝徳厩舎)が入った。なお、2番人気リッカルド(セ7、船橋・佐藤裕太厩舎)は5着に終わった。
勝ったモジアナフレイバーは、父バトルプラン、母ナスケンアイリス、その父フレンチデピュティという血統で、これが重賞初制覇。
記事の通りスタートで出遅れ後方からのスタートになったにも関わらずこの勝ちっぷり。これからのレースでも多いに期待の持てる勝利となった。というのも、モジアナフレイバーには以前より突き抜けそうになると止まる、という悪癖があり羽田盃や東京ダービー競走での敗北もこの悪癖が原因と言っても良い。
ところが今回はこの悪癖が出る事なく、そのまま突き抜けての勝利。元々4コーナーからの直線の迫力は圧倒的であったため、悪癖を克服出来たのならばこれからの連勝街道も夢では無い。大井のモジアナフレイバーという名前はこれからどんどん売れて行く事だろう。