本日ピックアップするニュースは引き続きG2金鯱賞から。記事に取り上げられているのは昨年のダービー6着以来久しぶりの復帰となる元2歳王者ダノンプレミアム(牡4/青鹿毛)だ。その圧倒的強さで17年の朝日杯FSを勝利し世代を代表するスターホースへの道をまっしぐらに突き進むかに見えたダノンプレミアムだったが挫跖で皐月賞を回避、ダービーにはなんとか出走するも1番人気に推されながらの6着。それ以来、ダノンプレミアムの姿を一度も競馬場で見ていない。
挫跖によりツメの中に膿がたまり、それが抜けても状態は上向かなかったようでツメが綺麗に整うまで待ち続けたという陣営。およそ9か月半ぶりにようやく復帰する事になった。今年の4歳馬は「強い4歳馬世代」とも言われており活躍が目立つ馬が多いが、本来であればこのダノンプレミアムこそが強い4歳馬の代表格になると誰もが思っていたのだが…
17年朝日杯FSを完勝したダノンプレミアム。昨秋は調整不足のため天皇賞を回避。その後も在厩で調整していたが態勢が整わないため放牧。ようやく戦列復帰だ。中間はCWコースで長めからしっかり動けている。猿橋助手は「基本的に前向きだが賢くて抑えも利く。馬房でも落ち着いている」。ここで復活を期す。
引用元:日刊スポーツ
1週前追い切りではそれなりのタイムを出したとの事だが、僚馬のダノンジャスティスに遅れを取り、追いつけなかった模様だ。もちろん、長期休養明けという事も考慮すれば無理をさせなかった、とも見る事が出来るのだが3歳で500万下クラスの馬に追いつけない、となると途端に不安になってくるのも確か。とはいえ、ディープ産駒であるなら最終追い切りを見るまではなんとも言えない、という部分もどうしてもあるため、まずは続報を待ちたい所だ。
人気としては現在予想オッズで2番人気に付けているものの、ファンの間では期待する声と不安視する声が半々、と言った所。何はともあれまずは最終追い切りの情報が入ってからではないと何も判断が付かないが、このレースがダノンプレミアムにとってこのまま埋もれる不幸な才能馬となるか、復活を果たし再びスターホースへの道を歩むのか、その重大な分かれ道となっているのは間違いないだろう。予想印に関しては、現段階では正直保留という事で。
ただ、これまでのパターンとして筆者がこれだけマイナス面を強調した記事を書いた場合、当日大活躍する。みたいな事も何度もあったなあ、と…
引用元:https://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2019/03/05/kiji/20190304s00004048331000c.html