平日最後の週末重賞予想コラムはキーンランドカップから。枠順も決まりいよいよ開催が迫るが本日取り上げるのはロードカナロア産駒のダノンスマッシュ(牡3/鹿毛)。同じロードカナロア産駒で同じ厩舎のケイデンスコールも新潟2歳Sに出走、人気を集めている。未だ重賞での勝利経験は無いものの、その良血統からの高いパフォーマンスでG1レースでも5着に入るなどG3では十分勝てる力は持っているはずだ。前走の1600万下のレースでも3番人気からしっかり勝利、キーンランドカップ前に一回使った事で上昇傾向だ。
父譲りのスピードがキラリと光る。ロードカナロア産駒のダノンスマッシュが、札幌芝コースで5F66秒3を軽々とマーク。北村友騎手の笑みが絶えないほどの感触だ。
「先週(札幌芝5F64秒5)しっかりやったので、ゆったりリズム良く乗ったけど、それでも思ったより時計が出た。1回使って良くなっているし言うことない」
とにかく調教が抜群であり馬なりにやっただけで好時計をマーク、これには鞍上の北村騎手も笑いを隠せない模様で、岩本助手も想定以上の動きに驚きの表情だったという事だ。デキに対して事前の人気は何故か低いようで、獲れればかなりお得な馬券になりそうな予感がする。
父ロードカナロアは同じくらいの時期にはまだ体幹がしっかりしていなかったと岩本助手が語っていたが、つまり同時期の父以上に仕上がっているという事だ。前走までは1400~1600メートルの経験しか無かったが、距離を短縮した前走で1200メートルでも十分にやれる事は証明済。伏兵馬、と呼べるほど不当に人気が低くなる事は無いだろうが、ここまで調教が抜群であれば本命に推しても全く問題は無いだろう。恐らく土曜か日曜の予想記事では◎を付ける事になるだろう。
引用元:http://race.sanspo.com/keiba/news/20180823/ope18082313180009-n1.html