昨日のG1フェブラリーステークスは藤田七菜子騎手の話題性で大きく動員を上げ、昨年よりも20億円以上も売上を伸ばし大成功に終わった。予想は外れた。気を取り直して本日ピックアップするニュースは今週末の目玉レースとなるG2中山記念より。記事に取り上げられているのは香港記念で2着の後は放牧されていた17年秋華賞馬のディアドラ(牝5/鹿毛)だ。今年の中山記念は牝馬がキーになるのでは、と筆者は思っている。
香港カップで2着した後、放牧を挟んで、栗東へ帰厩したディアドラ(栗東・橋田満厩舎)。今年は中山記念(2月24日・中山芝1800m)から始動する予定となっており、今朝13日はレースに向けた1週前追い切りを行っている。
朝一番のCWコースへ北沢伸也騎手を背にして馬場入り。馬が殺到する開門直後ということもあってか、少し気持ちが乗った状態で1コーナーから2コーナーを回っていく。
向正面に入ると完全にスピードに乗っていたが、折り合いを欠くかどうか際どいくらいの行きっぷり。ただ、全体を見終えてから道中を振り返ると、単にパワフルに走っていただけという感じもする。
スピードは衰えることなく、最後の直線までしっかりした走り。時計は6F76.4~5F62.9~4F50.5~3F37.6~1F12.6秒とかなり速い。海外遠征帰りの休み明け、しかもこの後はドバイ遠征が控えているという状況だが、中山記念に向けての調教の負荷としては相当なものがある。
引用元netkeiba.com
今回の中山記念が今年の始動戦となるディアドラ。記事を読んで受けた印象としては「この先のドバイしか見えていないでは?」という事である。記者が受けた印象そのままに、速すぎるように思える。
一週前でこの勢いで追い込んでいる所を見るともしかすると中山記念は一回使って良くするための叩き台でしかない可能性も見えてくる。そうなると当然レースでは無理をしてまで勝ちに来る事は無いため、途端に危険な人気馬となってしまうが…これについては続報を待った方が良さそうだ。
という事で、今の時点で予想印を付けるのは少々難しいため本日は保留とする事にする。流石に、ちょっと動きとして怪しい。ルメール騎手が騎乗となるが、ドバイターフではルメール騎手は乗らないとの事なので、騎手のやる気的にも未知数。ちょっと怖い。まあ、ふたを開けてみれば圧勝、という事もあり得るのがまた怖い所だが…
引用元:https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=150911