本日もG3キーンランドカップの注目馬のニュースからピックアップする。本日の主役はムーンクエイク(セ5/栗毛)だ。今年の5月のG2京王杯スプリングCで重賞初制覇を果たした馬だが、注目はその勝ち方だ。そもそもが重賞初挑戦だった上に、それまでは1600メートルをメインに走ってきたムーンクエイクが初めての1400メートルへの出走。そのままレコード勝ちという結果だった。スプリント戦への適正が十分である事を知らしめた。
今週の札幌メインはサマースプリントシリーズ第5戦「第13回キーンランドC」(1着馬にスプリンターズS=9月30日、中山=優先出走権)。ムーンクエイクは前走の京王杯SCで重賞初制覇。初の千四でレコードVを決めるなど、秘めたスプリント適性は高い。1週前は芝コースを馬なりで4F51秒9〜1F12秒4。直線は弾むようなフットワークで、久々の重たさを感じさせない力強い脚取り。大江原助手は「滞在で落ち着いている。放牧先でも乗り込まれて好仕上がり。レコードで走ったダメージは残ってないです」と重賞連勝へ力を込めた。
今回のキーンランドカップは京王杯SCよりもさらに短い1200メートルだが、スプリント戦もこなせる事は前走で証明済み。予定騎手も過去にコンビを組んだレースで1度しか連対を外した事のないルメール騎手という事もあり馬、騎手共に不安点は無いように見えるが大きな問題が一つ。それは負担重量。
ナックビーナスやレッツゴードンキ等G1レースで上位に入った馬も居る中で、前走のG2でなまじ勝利しているために、その負担重量はなんとトップの58キロ。これはかなり響いて来ると思われる。もう一つの不安要素は、北海道でのレースが初めてという事で洋芝への適正も気になる所だ。負担重量がせめてもう少し少なければ文句無く◎を付けている所だが…最終的な印の決定は保留とするが、本命候補であり馬券に入れる価値のある一頭である事は間違い無いだろう。
引用元:https://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2018/08/21/kiji/20180820s00004048374000c.html