週末重賞予想コラム【G1 有馬記念】キセキ余力十分にラスト12秒1

(c) 2018 The Sankei Shimbun. & SANKEI DIGITAL INC.

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本日ピックアップするニュースはもちろんG1有馬記念より。記事に取り上げられているのは毎日王冠で3着、天皇賞・秋でも3着、前走のジャパンカップでは2着と勝ち星こそ無いものの、好走が続いているキセキ(牡4/黒鹿毛)だ。17年の菊花賞を制した後の香港への海外遠征後は精彩を欠いたレースが続いており不調にあえいでいたキセキだが、今年の秋から徐々に復調ムードを見せ始め、前走ではジャパンカップ2着と完全復調と言って良い走りを見せてくれた。

というか、前走に関してはアーモンドアイが「強すぎた」だけでありたられば論を展開しても仕方のない事だが普通ならば勝っていたのはこのキセキだっただろう。アーモンドアイが異次元過ぎたのである。

 ジャパンCで積極策から2着と好勝負したキセキは栗東CWコースでの単走。秋は4走目だけに、やんわり闘志は内へ包み込み、馬なりに終始した。ラスト1F12秒1もまだ余力は十分だ。

 「前走のダメージはない。獣医師も『疲れはない』と言っている。前で競馬をするようになった今なら中山も大丈夫。自分で競馬を作り、レコード決着になった前走をはじめ、秋はいい内容。でも負けているからね。ここで結果を出したい」と清山助手。コーナー6回の小回りで、持ち味の先行力を生かし切るか。

引用:サンケイスポーツ

これで秋から4戦目となるため、あまり強くは追っていないようで追い込みも馬なりだったようだ。しかし、清山助手によると前走の疲れも無く、状態は良いようだ。この秋からは前へ出る競馬に切り替えた陣営の策はピタリと当たり連続の好走。勝ち切れていないが鞍上の川田騎手の手腕により実にG1馬らしい走りになったと言える。

その川田騎手も今のキセキについては絶賛。元々ポテンシャルが高かった馬だが体の成長が追い付いていなかったのがついに追い付いた、と話している。中山2500mという距離は不調期にルメール騎手を背に日経賞で経験済み。その時は9着に終わっているが川田騎手はそれがマイナスに働く要素は無いと断言。自信を持って競馬を組み立てると宣言した。

この秋4戦目、前走のジャパンカップであの走りを見せてわずか一か月だがむしろジャパンカップ前よりも良い状態だとまで言われているキセキ。ここまでくればこの有馬記念で勝利を手にするならば、それは「奇跡」では無く、実力の勝利と言えるだろう。

引用元:http://race.sanspo.com/keiba/news/20181219/ope18121911300024-n1.html

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