本日も日曜日に開催されるG3函館記念に特別登録されている馬から1頭をピックアップし、その馬のニュースと共にレース本番の予想へと向けた分析をしていこう。本日のニュースに取り上げられているのはサクラアンプルール(牡7/栗毛)。父キングカメハメハ、母父サンデーサイレンスという血統で24戦6勝。重賞は昨年のG2札幌記念を獲っており、G1レースも3レース程経験している古馬だ。札幌記念以降の出走レースでは前走のG2日経賞で3着以外は良い成績を残せていない。
サクラアンプルールは予想オッズで現在4番人気となっている。負担重量は57.5キロというトップハンデとなっており、この負担重量による影響はかなり大きいと言っても良いだろう。札幌記念で勝利している事から分かる通り、洋芝への適正は全く問題無いと言い切れる。むしろ、洋芝の方が得意では?という気さえしてくる。記事を見ていこう。
サクラアンプルールは函館ダートコース~Wコースに入って、ジェットコルサを追走。ゆったりした道中から、ラスト1Fだけペースアップし12秒6と鋭く伸びた。休み明けでも重め感はなく、併入した。
「しまいだけ。反応は良かったし、相手も動くね。持っていかれるくらいの手応えで、元気はいい。格好はつくと思います」と池上助手。
昨夏は重馬場で9着に敗れたが、続く札幌記念を快勝。地力も洋芝適性も最上位だ。前2走も中山記念4着→日経賞3着と衰えは感じさせない。「トップハンデ(57・5キロ)、道悪、休み明けと不安材料は重なるけど、地力でこなしてくれれば」と格の違いを見せたい。
池上助手によると手応えはあるようだが、あまり歯切れの良いコメントでは無いのが引っかかる所だろうか。不安材料については記事内で全部書かれてしまったが、実際この3つがウィークポイントとなるだろう。
天気予報では当日15時頃の函館は雨となっているため、馬場の状態によっては9着に沈んだ昨年の同レースの再現になりかねない。実力的には馬券に絡むだけの力を持っているとは思うので、当日の馬場の状況に応じては馬券に入れるか外すかをギリギリまで検討した方が良いだろう。ただでさえ荒れやすく紛れの多い函館記念なだけに、買い目は慎重に慎重を重ねて決定した方が良いだろう。当日の馬場の状態が悪く無ければ筆者は△辺りを付けても良いとは思うのだが…天気が心配である。
引用元:http://race.sanspo.com/keiba/news/20180711/ope18071111180008-n1.html