本日ピックアップするのはついに枠順も確定したG1ジャパンカップより。枠順の確定で1枠1番にアーモンドアイが入りなんともお膳立てが整ってしまった感もあるが、記事に取り上げられているのは昨年の菊花賞馬のキセキ(牡4/黒鹿毛)。その2017年の菊花賞以来勝ち星が無いキセキだが、前々走毎日王冠で3着、前走天皇賞・秋でも3着と、着々と復活の予兆を見せており、このジャパンカップでも大いに期待が持てる1頭だ。
◆ジャパンC追い切り(21日・栗東トレセン)
秋3走目で状態は最高潮だ。キセキは栗東・CWコースをゆったりした動きで入り、直線に入ると徐々にスピードアップ。伸びやかなストライドでラストは12秒0で締めた。「もうひとつ状態が上がってきている感じ。フィジカル面の充実があり、かみ合ってきたように思います」と辻野助手は納得の表情。最後まで落ち着きがあり、全体の時計は6ハロン84秒4だった。
昨年の菊花賞馬は不振を乗り越え、毎日王冠、天皇賞・秋でともに3着と復調を示した。「(ハナに行った)前走は自分でつくった時計で、これから前を向いていける内容だったと思います。精神的な成長があり、王道の競馬ができるようになりました。大人になって筋肉の張り方なども変わってきています」と元ジョッキーで、担当の清山助手が上昇を感じ取る。
前走であるG1天皇賞・秋でも3着入賞、そこからもうひとつ状態が上がってきている感じ、と辻野助手は語った。清山助手によると精神的にも肉体的にも成熟しつつあるようで、王道の競馬が出来るようになったと上積みを実感しているようだ。鞍上は毎日王冠、天皇賞・秋と同じく川田将雅騎手。もちろん優勝も狙えると思うが、3連対に入る可能性も高いと思われるため、予想印を付けるなら○~△のどこかに是非入れたい1頭だ。
引用元:https://www.hochi.co.jp/horserace/20181121-OHT1T50202.html