【オークス】サトノワルキューレ、派手さなくても角居調教師「いい状態」

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◆オークス追い切り(16日・栗東トレセン)

派手さは全くない。3頭出しで臨む角居厩舎のサトノワルキューレは栗東・坂路を単走で、助手を背に馬なりのまま静かに駆け上がった。57秒5―12秒9と時計も平凡。「55、56秒ぐらいという指示で、1秒ぐらい遅かった」と切り出した角居調教師だが、「馬場が荒れていたこともある。いい状態で出せると思います」と納得の表情で言葉を続けた。

新馬勝ちの後、2戦目は牝馬としては異例の芝2400メートル戦(梅花賞)。直線で不利を受けながらも3着まで盛り返した走りに、心は固まった。「自分の走る場所(距離)を知っている。ジョッキーも馬も楽だと思うし、そんな馬はなかなかいない。勝負根性もあるけど、落ち着きもあるんです」と、長距離適性を見いだしたトレーナー。その後は桜花賞に見向きもせず、芝2000メートル以上のレースを2連勝。大舞台にたどり着いた。

JRA・G1で24勝。大舞台での勝ち方を知り尽くす陣営が手綱を託すのは、3歳クラシック完全制覇が懸かるMデムーロだ。「すごく賢い馬。自信を持って乗ります。勝ちたい」と、V請負人が強く言い切った。

引用元:http://www.hochi.co.jp/horserace/20180516-OHT1T50226.html