5月27日に開催された日本ダービー。3歳馬の頂点を決める日本競馬を代表するG1レースだ。今年は1番人気の無敗の2歳王者ダノンプレミアムと同じく無敗馬のブラストワンピースが1、2番人気でこの2頭による争いになる。そういった見方も強かった。しかし、実際の結果はどうなっただろう。
中央競馬のクラシック3冠第2戦、第85回日本ダービー(東京優駿、G1)は27日、東京競馬場の芝2400メートルに3歳馬18頭が出走して行われ、単勝5番人気のワグネリアンが2分23秒6で優勝し、賞金2億円を獲得した。福永祐一騎手は1996年のデビュー以来、19度目の挑戦でダービー初勝利。友道康夫調教師は2勝目。
そんな中優勝したのは5番人気のワグネリアン。2着にはエポカドーロが入った。直線ではワグネリアンとエポカドーロの競り合いになったが鞍上の福永騎手は無我夢中でエポカドーロは目に入らなかったようだ。ワグネリアンにとっても皐月賞に続く大きな大きなG12勝目だが、福永騎手にとってはまた違った意味を持った勝利だった。
勝利を確信してゴール板前を駆け抜けると、ワグネリアンの背で福永は涙を流し続けた。騎手23年目の41歳。「このまま勝てずに終わるのでは」と思うこともあったというダービーをついに制した。
そう、19度のダービー挑戦で初めての勝利であった。その目には涙も見え、悲願のダービー初勝利を手にした。
ちなみに3着に入ったのはなんと16番人気のコズミックフォース。これにより3連複で521,600円、3連単で2,856,300円と特大馬券となった。100円が300万円近くに化けるという、なんとも夢のある話だった。人気のダノンプレミアムは6着、ブラストワンピースは5着に終わり無敗馬2頭に揃って土がついた。
引用元:https://mainichi.jp/articles/20180527/k00/00e/050/221000c