【G1宝塚記念】サトノダイヤモンド、天候祈るのみ

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大阪北部地震があったばかりだが通常開催となる事になったG1宝塚記念までいよいよあと2日と迫った。今回の宝塚記念が終われば、秋のスプリンターズSまでしばらくG1は開催されない為、実際に阪神競馬場に足を運ぶ人も居るだろう。本日取り上げるニュースはファン投票1位のサトノダイヤモンドについてだが、今回はこの予想オッズで1番人気のサトノダイヤモンドについての不安要素についての記事となる。

 実績最上位のサトノダイヤモンドは〔2〕枠(3)番に入った。過去最多タイの6勝を挙げている。川合助手は「本来なら内の方がいいんですけど、阪神の梅雨どきなので馬場は心配ですね。雨が降らずに何とかもってほしい」と祈るように空を見上げた。

記事でも実績最上位とある通り、サトノダイヤモンドは2017年4月までにG1を2勝、G2G3も1勝、優勝はしていないながらも他にG1で2着1回、3着2回と実績面では文句なしの最上位。勝利した有馬記念ではあのキタサンブラックを下し優勝。そのまま世代交代としてサトノダイヤモンドの時代が来ると思われた。しかし、その後の凱旋門賞挑戦から様子が変わってくる。当然、凱旋門賞は世界でも最高峰のG1レース、2番人気を受けて世界の強豪を相手に戦ったが結果は人気に応えられず15着で挑戦は終わった。主な原因は特有の重い馬場だったと言われている。日本の競馬場では重馬場を物ともせず走っていたサトノダイヤモンドも、悪天候のシャンティイ競馬場の馬場には対応出来なかった。

そして大敗を喫した凱旋門賞から帰国した後も、サトノダイヤモンドの苦戦は終わらない。あれだけの成績を残した3歳から打って変わり、4歳ではG3を1勝したのみ。そして今年3月の金鯱賞に出場、スワーヴリチャードに敗れたものの僅差で3着と復帰戦としてはまずまずと思われたがその後の大阪杯では7着に終わってしまった。そこから今回の宝塚記念に照準を合わせ調整を続けて来たようだが、最終追い切りの記事を見ても「上向き」「復調の兆し」「復調ムード漂う」等のえらくふんわりとした文言が並び、絶賛とは程遠い。今回ピックアップした記事などに至っては「天候祈るのみ」ともはや神頼みである。天候については重馬場で大敗を喫した凱旋門賞の悪夢を思い出すだからだろうが、あまりにも頼りない。ここでしっかり勝てるようならあの3歳時の強いサトノダイヤモンドの復活への第一歩と言えるだろうが、これでは私としてはとてもではないが本命として軸にする事は出来ない。あまり人気に惑わされず、冷静に各馬の状態やここ数戦の動きを見て、しっかりと予想を立てなければいけないだろう。

正直、今回出走する馬の中で人気を集めている馬は、どれもこれも直近ではあまり勝てていない馬ばかりな気がするため、当てるのはかなり難しいレースとなる事だろう。とりあえず私であれば、馬場の状態が良くないならば、間違いなくサトノダイヤモンドは「外す」だろう。

引用元:http://race.sanspo.com/keiba/news/20180622/ope18062205040007-n1.html

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