本日ピックアップするニュースは日曜に行われる2歳牝馬G1・阪神ジュべナイルフィリーズより。記事に取り上げられているのは昨日のダノンファンタジーと同じくディープインパクト産駒、そして一昨年の覇者であるソウルスターリングの妹(半妹)、シェーングランツだ。
新馬戦から全勝で同レースに進みそのまま勝利した姉、そして新馬戦では敗れるものの未勝利戦で完勝、続くG3アルテミスステークスでも勝利し阪神JFに挑戦となった妹。世間では「姉妹V」に期待する声が大きくなっている。
「阪神JF・G1」(9日、阪神)
姉妹で2歳女王だ。良血シェーングランツが真価発揮の時を迎える。半姉は無傷の3連勝で女王の座を射止めた、フランケル産駒のソウルスターリング。あれから2年、ディープインパクトを父に持つ妹が、姉に続き世代の頂点を狙う。
1番人気のデビュー戦では、3コーナーで外へ膨れたことも影響して5着に敗退。しかし、続く未勝利戦では、次位に1秒6差という断トツの上がりを繰り出し、5馬身差の圧勝劇。さらに前走のアルテミスSでは、4角13番手から上がり33秒8の豪脚でライバルをごぼう抜き。良血ぶりを改めて証明し、見事に重賞初制覇を飾った。
この中間は3本の併せ馬を含め、入念な乗り込みを消化。千島助手は「トモの緩いところがあったけど、それもだいぶ解消してしっかりしてきた。直線で外へ出してから、体がグッと沈んで走るフォームが変わってきましたね。あとは、いかにそこまで、スムーズに持って行けるかが大事」と課題を挙げつつも、確実な成長ぶりを伝える。
本日記事を取り上げたデイリースポーツさんに限らず、この「姉妹V」に関してはマスコミ各社でもこぞって取り上げているようで、期待の高さが伺える。姉のソウルスターリングは昨年秋から勝利はご無沙汰だが、2歳~3歳前半の強さは今も記憶に新しい。
血統からも期待は大きく、新馬戦では1番人気に推されるも5着と敗退したがその後2走では強さを見せ付け、特にアルテミスSではディープ産駒の面目躍如といった末脚を見せ付けての勝利。これで期待が集まらない訳は無いのである。
中間では入念な乗り込みをしてきたようで、千島助手によるとトモの緩さは解消できつつあり、直線で外に出してからの末脚も成長。あとはその末脚を存分に披露できるように持って行くか、という事のようだ。予定騎手は前走のアルテミスSを制した時と同じく一流ジョッキー武豊騎手。
今回の阪神ジュベナイルフィリーズ、姉の足跡を追うように妹であるシェーングランツも勝利出来るか、注目だ。予想印を付けるならこちらも昨日のダノンファンタジーと同じく上位と見て◎~○になるだろう。やはり単純にこの馬齢というか時期のディープ産駒は強力であり、鞍上も強力だ。
引用元:https://www.daily.co.jp/horse/2018/12/04/0011873941.shtml